京都の町屋で歴史と現代のアートが交差する、唯一無二のギャラリー「be京都」。今回の放送では、京都に根付くアートギャラリー「be京都」の館長である岡元麻有(おかもと まゆ)さんが登場し、200年の歴史を持つ町屋での挑戦や熱い想いを語りました。be京都は、単なるギャラリーの枠を超え、町屋を活用した多目的スペースとして地元や観光客に広く親しまれています。町屋の奥には写真スタジオや事務所が併設されており、歴史的な和室をレンタルしてアート展示や写真撮影の場としても提供しているのが特徴です。
岡元さんは、若い頃に広告業界での経験を経て、京都に戻り「be京都」の立ち上げに参加。地元のアートや文化を支える活動を通じ、アーティストと観客が集う「交流の場」としての役割を担っています。学生時代から京都での独立を夢見ていた岡元さんは、その夢を現実にし、町屋でアートと共に暮らしながら、地域コミュニティや若手アーティストの成長を支援。これからも、地域に根ざしながら、世界に向けてアートを発信し、be京都を多くの人々が集まる「発信拠点」として育てたいと語ります。
また、彼女が掲げる未来のビジョンには、「アートの購入や創作を通じて人々の心を豊かにしたい」という想いが込められています。be京都では、アートに対する教育や価値観の理解を深めるため、アートを購入する理由やアーティストの魅力について来場者と対話する場を設ける計画です。アートのある生活がどれだけ豊かなものになるか、その一歩を踏み出してほしいというメッセージは、リスナーの心にも響くことでしょう。
岡元さんは、家族の支えや地域の人々とのつながりを大切にし、仕事と家庭のバランスを取りながら一歩一歩目標に向かって進んでいます。20周年を目前に控える今、彼女の情熱と人柄が、be京都の魅力をさらに引き立て、これからの京都のアートシーンに新たな風を吹き込むことは間違いありません。ラジオを通して、その情熱と挑戦の物語に触れたリスナーたちが、be京都を訪れるきっかけとなり、京都の町屋で新たなアートの可能性を発見できるに違いありません。
◆Art Gallery & Rental Space be京都 https://www.be-kyoto.jp