小ノ澤心さま(広報業界(企業広報)・障がい者採用(中途採用・選考)・障がい理解の促進(研修企画・実施))

「働くって、こんなにも難しくて、こんなにも奥深いものなのか」──この放送を聴き終えたあと、きっと多くの方がそう感じるはずです。今回の瀧本博史の「元気にはたらこ!」にお迎えしたゲストは、マスコミ、人事、広報といった複数のフィールドを横断しながら、現在も“人と組織”に向き合い続けている小ノ澤心(おのざわしん)さん。華やかな肩書きよりも、むしろ数え切れないほどの葛藤と試行錯誤に満ちたキャリアが、静かに、しかし力強く語られていきます。

番組の前半では、小ノ澤さんのキャリアの原点が語られます。新卒で入社した業界紙の新聞社で働く中、突然襲った脳梗塞。そこから入院、退職、そして障がい者雇用という形での再スタート。働きたい気持ちはあるのに、体との折り合い、制度とのギャップ、周囲の理解不足に悩み続ける日々。「頑張っても、頑張らなくてもうまくいかない」という言葉は、決して大げさではなく、多くの人が胸の奥で感じてきた本音ではないでしょうか。

障がい者雇用の黎明期に現場に立ったからこそ見えた現実。配慮を掲げながらも長時間労働が求められたり、能力や意欲とは関係なく仕事が限定されたり、時には心ない言葉を向けられることもあったと、小ノ澤さんは率直に語ります。それでも「働くとは何か」、「人が活躍するとはどういうことか」を考え続け、転職を重ねながらもキャリアを途切れさせなかった背景には、“人を知りたい”“人の人生に触れたい”という揺るがない軸がありました。

番組の中盤では、人事や広報としての経験、キャリアコンサルタント資格を取得した理由、実現在の仕事に至るまでの流れが語られます。特に印象的なのは、「活躍できない人がいるのではなく、活躍できない配置や環境があるだけ」というエピソード。人が力を発揮できない原因を個人の努力不足に求めるのではなく、組織の側がどう受け止め、どう生かすのかを問う視点は、管理職や人事担当者にとっても深い示唆を与えてくれます。

そして終盤、小ノ澤さんが語る“やりがい”は、とてもシンプルで温かいものでした。「いろんな人に会えること」、「人の人生に触れられること」。誰かを救おうとか、正解を与えようとする前に、まず関心を持ち、話を聴き、その存在を知る。その積み重ねが、結果として人や組織を支える力になるのだと、静かに伝わってきます。

キャリアに悩んでいる方、働く意味を見失いかけている方、そして人を支える立場にいるすべての方にとって、この放送は決して他人事ではありません。文章では伝えきれない“間”や“声の温度”の中に、本当のメッセージがあります。ぜひ、音声でじっくり聴いてみてください。

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