森田昇さま(キャリアコンサルティング・コンサルティング業界・キャリア開発支援・ビジネス創出支援等)

「資格は取った。でも、その先が見えない」──もし今、そんな感覚を少しでも抱いているなら、この放送回は間違いなく“次の一歩”のヒントになります。今回の瀧本博史の「元気にはたらこ!」に、8か月ぶり・3度目のゲストとして登場したのは、一般社団法人 リベラルコンサルティング協議会(通称リベコ)代表理事の森田昇(もりたのぼる)さん。キャリアコンサルタント業界を内側から見続け、発信し続けてきた“実践者の言葉”が、今回もたっぷり詰まっています。

番組の中心となるテーマは、森田さんの最新刊『キャリコン1年目の教科書』で繰り返し語られるキーワード、「探求の螺旋」。自己理解・仕事理解・啓発的経験を一度で完成させようとするのではなく、何度も行き来しながら少しずつ深めていく。その“回り道こそが最短距離になる”という考え方は、就活生だけでなく、資格を取ったばかりで立ち止まっているキャリアコンサルタントにも強く刺さります。「やってみないと分からない」、「分からないから、また自己理解に戻ればいい」。完璧を目指して動けなくなる人ほど、肩の力が抜ける話です。

また番組では、「キャリアコンサルタント業界のブラックボックス」にも踏み込んで語られます。中小企業診断士など他資格と比べ、ロールモデルや最初の一歩が見えにくいキャリコン業界。その結果、目的を見失い、静かに活動をやめてしまう人が多い現実。森田さんはそれを長年見続けてきたからこそ、「だったら一歩目の手ほどきを“本”と“発信”で見える化しよう」と行動してきました。その覚悟が、『1年目の教科書』やYouTube、Xでの継続的な情報発信につながっています。

SNSの話題も印象的です。バズると分かっていても、キャリアコンサルタントをディスらない。マウントを取らない。実名で、業界全体を良くしたいという覚悟を持って発信する。その姿勢は、「発信が怖い」、「何を書けばいいか分からない」と感じている人にとって、一つの指針になるはずです。楽しむこと、人となりを出すこと、そして続けること。派手さよりも“信頼の積み重ね”を選ぶ姿が、言葉の端々から伝わってきます。

さらに、YouTubeで300本近い動画を積み上げてきた理由や、試験対策だけでなく「資格を取った後、どう生きるか」に焦点を当てている背景、AIやChatGPTを活用しながらも“考える主体は自分”であり続ける姿勢など、現場で使えるリアルな話が次々と展開されます。成功談ではなく、もがきながら積み上げてきた過程が語られるからこそ、「自分も、もう一度やってみよう」と思わせてくれる回です。

資格取得後に迷っている方、発信に踏み出せずにいる方、キャリアコンサルタントとして“続ける意味”を考え直したい方にとって、この放送はきっと大きなヒントになります。文章では伝えきれない温度感と間合いを、ぜひ音声で味わってみてください。

キャリコン1年目の教科書:森田昇 著
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一般社団法人リベラルコンサルティング協議会(ホームページ)
https://liberal-consulting-association.com/

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